DMMと聞くとゲーム、英会話、通販などを扱っているサイトとして知られています。
そんなDMMが2018年6月5日よりDMM AUTOのiOSアプリを公開し、同日に中古車買取サービスを開始しました。
今回は新しくサービスがスタートしたDMM AUTOがどのような中古車買取サービスなのかについてご紹介します。
車査定の新サービスDMM AUTOはどんなアプリ?
これまでのスマホアプリで車査定をしてもらったり、車を売却できるアプリは「ガリバーフリマ」や「オトオク」などが代表例としてあげられます。
2018年6月5日からサービスを開始したDMM AUTOは、スマホだけで車の査定から売却までが完結できるアプリで、24時間365日サービスを利用することが可能です。
スマホで車の写真や車検証などを撮影し、その後はDMM AUTOからの質問に答えるだけで操作は完了。
日々変動する中古車市場データに基づきながら、AI(人工知能)を使ってあなたの車の最適な買取価格を教えてくれます。
車の査定はたったの3分で終わります。
これまでにはない画期的なサービスであるため、今後はDMM AUTOの利用者が増えていくでしょう。
その理由はDMM会員が約3,000万人いるなかで、そのほとんどが男性会員。
車査定や車を売りたいと考えている方の多くが男性ですので、莫大な男性会員を有するDMMが中古車市場にそのフィールドを展開することで、多くの利用者を集めることができると見込んだのです。
6月という中途半端とも思われる時期にサービス提供を始めたのは、中古車の需要・供給がさかんになる9月や3月までに、十分な認知度を高めておき、お客様に利用してもらうというねらいがあるのでしょう。
車査定・車売却できるDMM AUTOを実際に使ってみた
DMM AUTOに車査定や車を売る場合は、以下のような手順をたどる必要があります。
- DMM AUTOアプリをダウンロード
DMM AUTOはアプリ専用ですので、iOSアプリまたはAndroidアプリをダウンロードしましょう。
アプリをダウンロードすると、すぐにアプリを使うことができます。 - DMM AUTOアプリを起動
DMM AUTOアプリを起動すると、トップ画面上部に「査定を始めよう!」の項目がありますのでタップしてください。
すると次の順序に従って手順を進めていきましょう。



これで撮影はすべて終了です。
次に実際に買取査定価格を確認するまでの手順を見ていきましょう!
- いくつかの質問に答える
これまでに撮影した写真からでも把握できることを含め、写真からでは見いだせない情報についての質問があります。
ボディカラー、ハンドル位置、積算走行距離、修復歴の有無、車の保管場所などに答えましょう。 - データを送信する
撮影や質問の回答が完了すれば、あとはDMM AUTOにデータを送信すれば手続き終了です。
査定価格を確認する
データを送信すると、まもなく査定金額の結果が送信されてきます。
車の査定金額は日々落ちていくものですが、DMM AUTOでは表示された査定金額は1週間有効ですので、車を売却しようかをゆっくり考えることができますね。
また査定金額が1ヶ月後から3カ月後にどれだけ落ちるのかをグラフで示してくれますので、自分の車の価値の推移を把握することができますよ。
瞬時に査定金額を割り出すことができるのはAIを利用しているため、すぐに中古車市場の適正価格を表示することができるのです。
査定金額に納得できれば車を売却
車の売却を決めれば、登録情報を入力して車の引取日を決めるだけ。
登録情報を入力してから3~14日後の間で引取希望日を選択することができます。
具体的な引取日が決定すれば、確定日時をDMM AUTOが連絡してきてくれます。
車の引渡しには
- 「車検証」
- 「自賠責保険証書」
- 「印鑑登録証明書」(発行日より3ヶ月以内)
- 「自動車納税証明書」
などの書類が必要ですので準備しましょう。
車を引取りしてもらったらDMM AUTOはお客様から提出を受けた書類を確認し、不備がなければお客様指定の口座に買取金額を入金してくれますよ。
実際に買取金額が振り込まれるまでは数日かかります。
このようにDMM AUTOはストレスなく、車査定、車買取、現金化までをアプリで簡潔させることが可能です。
車乗り換えや車検更新のときに車を売却するべし
車を売るタイミングは、車の乗り換えをするときや車検更新時期がせまっているときでしょう。
車を乗り換えるときは、DMM AUTOに買取りしてもらったお金を、次の車の購入資金として充てることができますね。
もしボーナスの支給日が近い方であれば、買取金額とボーナスを合算することで、新車に乗り換えることも可能でしょう。
子どもが増えてファミリーカーに乗り換えを検討している方も、車を相場の値段で買取りしてもらうことでミニバンの購入もできますね。
また車検が切れた車は査定金額が低くなることを避けるために、車検を更新してから車を査定に出す方がおられますが、車検費用は高額なのであなたが車検を受ける必要はありません。
車検の残り期間が短くてマイナス査定を受けたとしても、自腹で車検費用を払うくらいならマイナス査定を受けているほうが、あなたの損失は少ないです。
車を査定に出すときは現状のまま査定を受けましょう。
愛車査定・売りたいときに利用するDMM AUTOのメリット・デメリット
実際にDMM AUTOのアプリを使ってみると、いくつかのメリット・デメリットが見いだせましたのでご紹介しておきますね。
DMM AUTOのメリット
従来の中古車査定は、依頼してから実際に査定にきてもらうまでに数日かかりました。
DMM AUTOを利用すると、ものの数分で査定金額を知ることができますし、車の引取りも最短で3日後に行なってくれます。
手続きがスムーズにいけば、DMM AUTOを利用してから1週間も経たないうちに車を現金化することができますよ。
アプリで車査定・買取を依頼するため、いつでも・どこでもあなたの好きなときに申し込むことができます。
あなたが車をわざわざ店舗までもっていく必要がないため、貴重な休みの日の予定を空けなくてもいいですね。
車査定・買取りのために買取業者を利用すると、必ずといっていいほど経験するのが営業電話・トークです。
買取業者もお客様の車を買取るために必死ですので、言葉巧みに営業トークをもちかけたり、お客様が車を売却するまで営業電話をかけてきます。
とくに一括査定サイトを利用した場合は、他の買取業者にお客様を取られまいと、ひっきりなしに電話が鳴ることがほとんどです。
この鬼電話は「車は売りません」と買取業者に伝えることで電話はかかってこなくなるものですが、お客様からすると電話がかかってくることがストレスに感じますよね。
DMM AUTOはアプリですので、このような経験をすることなく車を売却することが可能です。
悪徳な買取業者では、わざわざ車を現車確認していてその場で査定金額を出しているのにもかかわらず、自社に車を持ち帰ったときに「再査定」という名目で、あとあとマイナス査定の箇所が出てきたため査定金額を減額するところがあります。
その点DMM AUTOは査定金額を知ってから7日間は、その査定金額で車を買取りしてくれますので、車を売却するかをゆっくり悩むことができますね。
ちなみに過走行車や車検が切れている車であっても、最低10,000円の買取保証がついていますので、他で売れなかった場合はDMM AUTOを利用するのも1つの手段です。
DMM AUTOのデメリット
DMM AUTOの査定はAIが行なうため、中古車市場の相場をたたき出しているにすぎません。
例えば一括査定サイトだと、1円でも高く車を買取りする買取業者が競争し合いますので、中古車市場の相場より高く買取られることがしばしばあります。
このことからスピーディーに査定金額が出される反面、査定金額が安くなる可能性があるのです。
DMM AUTOの査定はAIが行なうため、AIの許容範囲を超えた車に関しては査定できないです。
具体的には以下の車種は査定できませんのでご確認ください。
最低10,000円の買取保証がついているといっても、査定できなければ査定金額がつけられませんので、これらの車種に該当する方は、他の買取業者をあたる必要があるでしょう。
居住スペースがあるキャンピングカーや、ハイエースをキャンピング仕様にしている車は、上記の項目に該当しませんので、査定金額をつけてもらうことができますよ。
DMM AUTOで愛車を売る!自分の車の査定金額はいくら??
これまでにDMM AUTOはどのような査定金額をつけてきたのかをみてみましょう。
ホンダ・オデッセイを売りたい
オデッセイの査定額
以下はホンダ・オデッセイ・アブソルートをDMM AUTOで査定してもらった結果です。
年式 | 2009年 |
修復歴 | なし |
保管場所 | 東京都 |
ボディカラー | ブラック |
積算走行距離 | 41,000km |
車検有効期限 | 2020年6月 |
2018年8月に査定をしてもらった結果、査定金額は617,000円となりました。
オデッセイの相場
先ほどの617,000円という査定結果は、AI解析した適正価格ですので、中古車市場の相場から大きく逸脱したものではありませんので、この金額がオデッセイの査定相場といえます。
DMM AUTOはこんなときに使うと利用価値あり
DMM AUTOの査定は車の前から全体像をとるだけで車を査定しますので、キズやヘコミがあっても査定金額に影響することはありませんので、この場合はDMM AUTOの利用がお得でしょう。
それに対してキズやヘコミがない場合は、買取業者に車を査定してもらったほうが高く買取りしてくれます。
買取業者はキズ・ヘコミがあるとマイナス査定になってしまうからです。
先ほどのオデッセイも、ビッグモーターでは800,000円、ガリバーでは750,000円の買取金額が出ましたので、DMM AUTOより高い買取金額がつきました。
キズ・ヘコミがある場合はDMM AUTOで車を査定してもらいましょう。
DMM AUTO ONEの特徴
DMMは、テレビCMにも流れている「DMM.com」のことで、ゲームや動画の販売を行なっている企業です。
DMMは2018年よりDMM AUTO専用アプリをiOSアプリまたはAndroidアプリをダウンロードすると、そこから中古車買取サービスを利用することができるのです。
DMMは「ワンファイナンシャル」という会社と提携して、新たな事業に乗り出しています。
では具体的にこれら2社が提携したDMM AUTO ONEがどのようなものなのかをみていきましょう。

DMM.com
HPhttps://www.dmm.com/
ワンファイナンシャル
HPhttps://corp.wow.one/
DMM AUTOとレシート買取サービスONEが提携!
DMM AUTOについては先ほどご紹介したように、2018年6月からアプリで車の買取査定を可能にしたものですが、ONEを展開する「ワンファイナンシャル」がどのような会社かはご存じないかもしれません。
ワンファイナンシャルは、2018年6月12日に「ONE」のサービスを開始した会社で、どんなレシートでも1枚10円に変わるサービスを提供しています。
ユーザー1人あたりで1日10枚までのレシートの写真を撮影するだけで、ONEアプリ内のウォレットに、レシート1枚あたり10円ずつ振り込まれるしくみです。
アプリに貯まったお金は、300円以上であれば出金時の手数料の200円を支払うと引き出すことができます。
この話しを聞いただけで「自分もやってみたい」と思われたかもしれませんが、あまりにも反響が大きすぎて、本人確認作業、レシートの確認作業など、ワンファイナンシャルのスタッフ10人以上で対応するも追いつかない状態。
そのことからONEではサービスを開始した同日にレシートの買取を一時的にストップし、再開時期は未定となっていました。
そのONEが形を変えて、2018年6月18日からDMM AUTOと連携をはじめ、ガソリンスタンドのレシートの買取りを始めることになりました。
簡単にいうとDMMがお金を出してONEのサービスが再開されたのです。
DMM AUTO ONEのサービスの変更点
使い方は以前のONEと同じで、ガソリンスタンドのレシートをスマホで撮影するだけ。
変更点は、買取対象のレシートが1人のユーザーに対して1枚までになったこと、買取金額はレシート1枚10円ではなく30~100円で変動するようになったことです。
つまり以前のように1人のユーザーが10枚ものレシートを買取ってもらうことができなくなりました。
対象になるレシートはガソリンスタンドのレシートのみですが、今後は以前のようにさまざまな種類のレシートを買取りできるように検討されるようです。
ただガソリンスタンドのレシートには個人情報が含まれている場合があります。
例えばクレジットカードで給油したときは、あなたのクレジットカードの会社、カード番号、名義人がレシートに記載されているときがありますよね。
このようなレシートの場合は、個人情報の部分は収集したい情報の対象としていませんので、あなたの個人情報が利用されることはありません。
またレシートの情報を第三者へ提供することはないとしていますし、合わせて「DMMに対してレシート画像や店員情報など、個人を特定する情報の開示や譲渡は一切致しません」としています。
しかし個人が特定できないよう加工してレシート画像を譲渡する可能性はありますので、レシートの情報がまったく外に出ないというわけではないようですね。
さらに変更点といえば、以前はユーザーの本人確認書類提出が必要でしたが、それを今回は廃止にする方向。
ただ今後買取りする商品によっては、法的な観点から本人確認書類提出してもらう必要がある可能性があるようです。
DMM AUTOがONEと提携した理由
一度サービスを中止したONEとDMMが提携するからには、DMMが何かしらプラスを狙っているからなのでしょうか。
DMMは以前にONEがやっていたような「どんなレシートでも買取りする」のではなく、せっかくDMMは2018年にDMM AUTOのサービスを開始したのですから、車関連のレシートの買取りをしようと考えたのでしょう。
そのほうが収集もつきやすいですからね。
今回はガソリンスタンドのレシートに焦点をしぼってデータを集め、それをDMMサイト内などで活用して、どのようなビジネスに可能性があるのかを検証していきます。
収益の研究、試験、調整などを行ないながら、将来の外販や自社事業へ応用させる計らいも考えられます。
DMMの将来を考えたときに、まだ完全に確立していないONEと提携することで、集められるデータを集めようと動いているのでしょう。
ただ先ほどお伝えしようにレシートに記載されている個人情報の取り扱いについては、DMMがONEにお金を出資しているのであれば、DMMも一緒になって個人情報保護には努めてほしいところです。
そこはDMMが大手企業であること、ネットでさまざまなサービスを提供している分、きちんとしたシステムが確立していると信じましょう。
このように2018年10月現在では、ONEはDMMの出資を受けながらサービスを提供することになっていますので、再開したレシート買取サービスONEを利用してレシートを買取りしてもらいましょう。
DMM AUTO ONEの査定額はどれくらいなのか??
レシート買取サービスONEと提携しているDMM AUTOは、車買取の専用アプリです。
DMM AUTOのアプリを利用すると、最短3分で車の査定金額がわかります。
アプリのダウンロードは無料ですので、誰でもすぐにDMM AUTOを利用することができますよ。
DMM AUTOはAIが中古車の査定金額を算出してくれ、中古車市場の相場をみたうえでの査定金額であるため、自分の車の価値がすぐに分かるしくみになっているのです。
買取金額がつかないような車でも最低10,000円で車の買取りをしてくれますし、スマホ1つで査定・売却・現金化までスムーズにできるのが魅力的でしょう。
実際にDMM AUTOを利用すると査定金額はどれくらいになるのでしょうか??
DMM AUTOで査定してもらった一例をみてみましょう。

- メーカー:トヨタ
- 車種:ハリアー
- 初度登録経過年数:4年落ち
- 積算走行距離:25,000km
- 修復歴:なし
- 備考:オプションなし

車の一般的な走行距離は1年に10,000kmと言われていますので、このハリアーは年間の走行距離は少ないといえるでしょう。
ボディカラーは人気のブラックですので、一般の買取業者での査定金額も高くつく傾向にあります。
このハリアーをDMM AUTOの査定に出すと、査定金額2,050,000円がつきました。
同じような条件のハリアーの買取相場が2,000,000円前後というデータを見ると、妥当な査定金額をつけていることが分かります。
ではもう1車種みてみましょう。

- メーカー:ホンダ
- 車種:オッデセイ
- 初度登録経過年数:9年落ち
- 積算走行距離:41,000km
- 修復歴:なし
- 備考:車検あり

この車も先ほどのハリアーと同じように、このオデッセイも走行距離が浅いですね…。
DMM AUTOを使って査定金額を算出すると617,000円となりました。
しかしこのオデッセイを大手買取業者に査定してもらうと、ガリバーでは+133,000円の750,000円、ビッグモーターでは+183,000円の800,000円の査定金額がついています。
2018年10月現在で、まだサービス開始から4ヶ月しかたっていないDMM AUTOの弱点かもしれませんが、DMM AUTOはあくまでも中古車相場をAIで査定金額を算出しているアプリですので、これから利用者が増えるたびに買取データが蓄積され、より綿密な査定金額が出るでしょう。
今回はレシート買取サービスONEとDMM AUTOとの提携についてみてきましたが、DMM AUTOもONEを含めたさまざまな企業と連携して、より正確な中古車の査定金額を出すアプリへと成長することは間違いないでしょう。
DMM AUTOとレシート買取サービスONEの今後が楽しみですね。
さいごに
今回は新しくサービスがスタートしたDMM AUTOがどのような中古車買取サービスなのかについてご紹介しました。
DMM AUTOは2018年9月現在でも、サービスが開始されて3ヶ月しか経っていない新しいサービスです。
最短3分で、スマホ1つで愛車の査定金額がわかる画期的なアプリで、誰でもすぐに無料でダウンロードできますので、iOSアプリまたはAndroidアプリをダウンロードしてくださいね。
DMM AUTOはAIがあなたの車の査定金額を提示してくれるのですが、中古車市場の相場を視野に入れた査定金額ですので、あなたの車の価値がすぐに分かりますよ。
しかもDMM AUTOのスマホアプリ1つで車の査定・売却・現金化までスムーズにできるのがすごいですね。
もし過走行車であっても最低10,000円の売却保証があるのも魅力的です。
DMM AUTOのメリット・デメリットも示しておきましたので、十分に理解されたうえでDMM AUTOを利用する必要があります。
車の乗り換えや車検が切れるタイミングで車を売るのもいいでしょう。
今回の記事をお読みになって、これから画期的になっていくDMM AUTOで車を査定してもらい、査定金額に納得がいけば車を買取してもらいましょう。